インド洋の真珠と呼ばれる美しい島、モルディブ。
白い砂浜に見渡す限りの青い海…というロマンチックなロケーションから、新婚旅行の行き先としても人気を集めている島国です。
そんなモルディブに旅行する際に気になるのが、言語の問題かと思います。
英語は通じるのか、英語が話せなくても大丈夫か、日本語が話せるスタッフはいるのか…など、特に英語が苦手な人にとってはどれも重要事項ですよね。
海を見てのんびりするのが目的といえど、言葉が全く通じないとなると現地でコミュニケーションを取るにあたりとても大変な思いをします。
今回は、日本人スタッフが多いと言われているモルディブリゾートに滞在してみてわかった現地の言語事情についてお伝えしたいと思います。
Contents
モルディブで英語は通じる?話せなくても大丈夫?
モルディブの公用語は、アラビア国の影響を受けているディベヒ語です。
しかし、モルディブは観光がさかんな国ということもあり、首都マレ&モルディブリゾートでは英語がメインの言語として使われています。
マレで1泊、リゾートで4泊したのですが、ホテルのスタッフさんやガイドさんとは基本的に英語でコミュニケーションをとりました。
なので、これからモルディブに行く予定があって、もし英語が苦手な人がいたら、軽く英語をおさらいしてから行くことをおすすめします。
日常的な会話やホテルのチェックイン、食事の際のオーダーなど、海外旅行でよく使うフレーズ集を読んでおけば困ることはないと思います。
リゾートでのんびりするだけだし…と考えていても、英語が必要になるシチュエーションは意外とたくさんありますよ!
日本人スタッフが多いモルディブリゾートに滞在してみて
モルディブは、1島1リゾートが基本です。
数多くのリゾートから私たちが選んだのが、コンスタンス・ハラヴェリというリゾート。
新婚旅行感がある、オールインクルーシブ、静かに過ごせる、予算100万程度…という条件をもとに旅行会社から紹介してもらったのが、このリゾートでした。
予約時は特に気にしていなかったのですが、コンスタンス・ハラヴェリは日本からの旅行者が多く、日本人スタッフもリゾート内に5名と、日本人が過ごしやすいリゾートとして人気を集めているのだそう。
そんなコンスタンス・ハラヴェリの言語事情について、ざっくりとまとめてみました。
到着後の案内は日本人スタッフが担当してくれる
リゾートに到着後、ウェルカムドリンクを飲みながら滞在中のルールについて説明を受けます。
この時は、とても感じの良い日本人の女性スタッフが対応してくれました。
隣の席の欧米カップルには欧米系の女性スタッフがついていたので、国籍に応じて割り振りしているのだと思います。
オールインクルーシブにはどこまで含まれているか、アクティビティの予約、特典の内容、レストランでのドレスコード、帰りの水上飛行機の出発時刻…など説明は多岐に渡るもので、英語での説明だったら厳しかったかもしれません。
ヒアリングに必死になることなくガイダンスが受けられたのはかなりありがたかったです。
説明終了後はカートで部屋まで送ってもらい、部屋の設備についての説明を受けます。
聞きたいことがあるとき、英語だと「なんて聞けばいいんだっけ、えーと…」という間ができてしまいがちですが、日本語ならばすぐに確認がとれます。
お金や貴重品、マナーに関する説明もあるので、滞在中のルール確認はとても重要です。たまたまではありましたが、日本人スタッフがいるリゾートを選んで良かったと思いました。
いつも日本人スタッフがいるとは限らない
日本人スタッフが多いと言われるコンスタンス・ハラヴェリですが、日本人スタッフが常駐しているとは限りません。
シフトの都合でお休みだったり、他のお客さんの対応中でつかまらなかったりすることもあるので、「いたらラッキー」くらいに考えておくと良いでしょう。
実際、4日間の滞在で日本人スタッフと接した回数はほんの3〜4回程度。海外なので当たり前ですが、圧倒的に日本人以外のスタッフと接する機会が多いです。
レセプションに電話をする際も、日本人スタッフがいれば対応してくれるようですが、基本的には国籍を問わず英語での対応になります。
「日本人スタッフが多い=英語が必要ない」という間違った認識で行ってしまうと、私のように英語が苦手な人は結構ヒヤヒヤしてしまうと思います…。
アクティビティは日本人スタッフが同行
日本からの旅行者が多いこともあってか、ダイビングやシュノーケリングの際には日本人スタッフが同行してくれました。
同じ船に乗り込んだ日本人カップルは、約6〜7組ほど。モルディブにいながら、まるで日本にいるような感覚に陥りました。
海外旅行気分を満喫したい人にとってはイマイチかもしれませんが、英語での長い説明が聞き取れない私にとってはとてもありがたかったです。
具合が悪い時の対処法、コースの説明、アクティビティが終わった後の注意点など、しっかりと確認することができたのはやはり聞き慣れている日本語だったからだろうと思います。
海でのアクティビティ中に起きる事故は、時として命に関わることもあります。説明や注意点を理解せず「きっと大丈夫だろう」と甘く考えていると、思わぬトラブルにつながる可能性も…。
日本人スタッフがいないリゾートでアクティビティに参加する際、もし不明点が出てきたら恥ずかしがらずにしっかりと質問することをおすすめします。
簡単な日本語で話しかけてくれるスタッフ多数
食事をしているときやリゾート内ですれ違うとき、スタッフが気さくに話しかけてくれます。
スタッフは英語が堪能でない私のような旅行者にも慣れているのでしょう、聞き取りやすいようにゆっくり&簡単な単語を組み合わせて話してくれているように感じました。
また、スタッフの中には「オイシカッタ?」「タノシンデ!」など、簡単な日本語を使ってコミュニケーションをとろうとしてくれる人もいました。
仕事だからと言ってしまえばそれまでですが、こちらが英語を話せる話せないに関わらず積極的に話しかけてくれる明るいスタッフが多かった印象です。
「もっと英語が話せれば良かった!」と感じた一番の理由
モルディブ滞在中に強く感じたのが、「私ももっと英語が話せれば良かった!」ということ。
その理由は、十分なコミュニケーションがとれずもどかしい思いをすることが多かったからです。
先に書いたように、スタッフたちは本当に友好的に話しかけてきてくれます。
「元気?」「食事の味はどう?」「今日は何をするの?」「日本に友達がいるよ!」といった投げかけに対し、知っている単語の組み合わせでしか話せないのが本当にもどかしかったです。
特別なサービスをしてくれたときも、チップだけでなく言葉でも感謝の気持ちが伝えれたら良かったのになと…。
夫と2人でのんびりすることが最大の目的のモルディブ旅行でしたが、考えようによっては現地での交流も旅の楽しみのひとつだったのではと今でこそ思います。
他にも空港で買い物をするときや、確認したいことがあるときなど、ちゃんと英語が話せたら良かったな…と感じる瞬間はたくさんありました。
またいつか海外旅行に行くときに備えて、最低限の英語は使えるようになっておきたいなと思います。
モルディブに英語は必須!不安な人は日本人スタッフのいるリゾートがおすすめ
モルディブ旅行の際にメインで使う言語は、英語です。
実際に旅行に行ってみて、私はあらゆる場面で「英語が話せれば良かった!」と感じました。なので、モルディブ旅行に行くにあたり英語はできるに越したことはないと思います。
英語が苦手だという人は、指差し単語帳や、海外旅行でよく使う文例集など、行きの飛行機の中ででもチェックしていくと良いでしょう。
海外旅行先で感じるストレスの原因の多くは、やはり言語の問題だと思います。
新婚旅行の場合、どちらも英語が話せない不安から険悪な雰囲気に…なんてこともありますので、事前に準備しておいた方が無難でしょう。
「海外旅行感を味わいたい!」と、あえて日本人旅行客の少ないリゾートを選ぶ人もいるかもしれません。英語がある程度わかる人や、ボディランゲージや単語で意思疎通ができれば良いという人の場合、もちろんその選択肢もアリです。
ただ、もし言語が通じないことにストレスを感じるタイプの人ならば、無難に日本人旅行客や日本人スタッフの多いリゾートを選んだ方が良いと思います。
困ったことがあったら日本語の通じる誰かに相談できると思うだけでも、何かと心細い海外旅行の支えになりますよ!