コスパの良いプチプラ化粧水として有名なハトムギ化粧水。
ハトムギ化粧水&ニベアのシンプルなスキンケアが流行した時期もありましたね。
圧倒的に口コミや評判が良いので「もしかすると私にも合うかも!」と期待していたのですが、結果として敏感肌でアトピーの私の肌には全く合いませんでした。
今回は、ハトムギ化粧水を使ってヒリヒリ感と赤みがでたときの体験談をお伝えしたいと思います。
Contents
ハトムギ化粧水との出会い
大学生のころ、コスパが良い&肌に優しいスキンケア用品を探していた私は、友達からハトムギ化粧水をすすめられました。
その友人曰く、「特別潤うわけではないけれど、何回もバシャバシャやってるとだんだんもちもちしてくるよ。刺激はゼロだし水みたいな感じだから、肌が弱い人にも使えるんじゃないかな?」とのこと。
気になってネット調べてみると、口コミが良い上に500mlで700円程度という驚きの安さ!
口コミでも「肌が白くなった」「敏感肌でも使えた」「保湿はものたりないけど肌荒れはしない」と概ね高評価でした。
「これだけ評判の良い化粧水なら合う可能性もあるかも!」と希望をいだき、すぐにドラッグストアへ。
当時スキンケア用品ジプシーだった私は、藁をも掴む思いでハトムギ化粧水を手に取ったのでした。
ハトムギ化粧水でヒリヒリ・赤みが発生
早速ハトムギ化粧水を手に入れた私でしたが、使ってすぐに肌の変化に驚くことになります。
私が体験したハトムギ化粧水の使用感をまとめてみました。
顔がヒリヒリする
友人が言った通り、シャバシャバの化粧水をたっぷりと肌に染み込ませていきます。
なんて思っていたのもつかの間、しばらくするとなんだか顔がヒリヒリ。
ムズムズした感覚や若干のかゆみもあり、まるで日焼けしたあとのような刺激を感じました。
耐えられないわけではないけれど明らかにいつもとは違う、そんな感覚に違和感を抱いて鏡を見ると、あら不思議。
早速ヒリヒリの次の症状があらわれ始めていたのです…。
顔の赤みが発生
鏡の中にうつる私の顔は、ところどころに赤みを帯びていました。
特に気になったのが唇とあごの周辺。唇は真っ赤になり、口元には虫さされのような赤い盛り上がりが見られます。
アトピー体質で自分の肌の変化に敏感な私は、この時点で「この化粧水は私に合わない」と悟りました。
急いで水で顔を洗い流しますが、すでに後の祭り。ヒリヒリ感と顔の赤みは、洗顔のあともしつこく続きました。
次の日にはアトピーが悪化
ハトムギ化粧水を使った次の朝には、予想していた通りアトピーが悪化。
ヒリヒリ感と赤みだけでなく、激しいかゆみと熱を持った吹き出物が現れ始めました。
焦った私は、すぐに当時通っていた皮膚科を受診しました。
肌に関して神経質なわりに面倒臭がりな私は、お恥ずかしながらそれまで「どの成分が原因で肌荒れを起こすのか」をきちんと理解しておらず…。
この件以来、アルコール入りのスキンケア用品は避けるようになりました。
ハトムギ化粧水が合わなかった理由
ハトムギ化粧水の成分は、以下の通り。
水、DPG、BG、グリセリン、ハトムギエキス、グリチルリチン酸2K、(スチレン/アクリレーツ)コポリマー、エタノール、クエン酸、クエン酸Na、メチルパラベン、プロピルパラベン
この中で気になるのが、(スチレン/アクリレーツ)コポリマー・エタノール・メチルパラベン&プロピルパラベンです。
合成ポリマーとも呼ばれる(スチレン/アクリレーツ)コポリマーとは、化粧品の使用感をよくする高分子化合物のことです。
これを使うことでとろみが出て、肌に乗せたときに潤う(ように感じる)ことから、安価な化粧品によく使われているようです。
化粧水をつけた時はつるつるになったように感じるのですが、これはまやかしの潤い。膜のようなものが覆っているだけで、実は肌自体は乾燥したままという場合もあるのだとか。
また、皮膚科でも指摘されたとおり、アルコールの入っている化粧水はアトピー肌にとって刺激になるのでNG。
メチルパラベン、プロピルパラベンは防腐剤として配合されていますが、こちらも人によっては肌荒れの原因になるようです。
成分の配合量やその時の肌の状態にもよると思うので一概には言えませんが、アトピーや敏感肌の方は気をつけたほうが良いかもしれません。
【検証】肌トラブルが落ち着いた今なら使えるのか
スキンケア用品やシャンプーの吟味、シャワーヘッドの交換により、肌の状態が自分史上最高に落ち着いている現在。
「今の私の肌は、昔とは違うんだ!」と調子に乗った私は、ふと思いつきます。
一度気になり出したら居てもたってもいられなくなり、数年ぶりにハトムギ化粧水にチャレンジ。
その結果は……
数年前と全く同じヒリヒリと赤みに襲われました。
この体験により、肌荒れの程度に関係なく、ハトムギ化粧水は私の肌には合わないのだということがはっきりわかりました。
ちなみに、色々試して見た結果、足や腕につける分には問題ないということも判明。(なぜか背中やお腹はダメ。肌の厚さが関係しているのでしょうか。)
私の場合顔につけてダメなものは体につけてもダメなのですが、ハトムギ化粧水は部位によっては大丈夫なようです。
同じような症状が出た方は、アトピーや敏感肌向けの基礎化粧品にチェンジしてみましょう。
基礎化粧品類は1日使っただけでは効果がわかりません。
1週間程度継続して使ってみて、お肌の様子を見ましょう。
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ハトムギ化粧水の口コミを読んでみると、「ヒリヒリした」「赤くなった」「アトピーが悪化した」という人、結構多いみたいです。
思い返すと、私にハトムギ化粧水を勧めてくれた友人はたしかに肌が強めで、化粧水の使用感の好き嫌いはあれど肌荒れに繋がることはないという健康な肌の持ち主でした。
実際、ハトムギ化粧水を好んで使っている方はたくさんいると思いますし、こればっかりは肌の状態と相性の問題だと思います。
一般的に「肌に優しい」「アトピーや敏感肌でも使える」と言われているスキンケア用品が、必ずしも肌に合うとは限らないと学んだ一件でした。
このブログでは、アトピーと敏感肌に悩んできた私が使っているスキンケア用品やヘアケア用品をご紹介しています。
ハトムギ化粧水が合わなかったという方は私と似たような肌質である可能性が高いので、他記事もぜひチェックしてみてくださいね。