アニメや漫画、ゲームに情熱を燃やすオタク女子。
充実したオタクライフを送る一方で、「彼氏居ない歴何年になるっけ?」「そろそろ結婚とか考えた方が良い?」と一抹の焦りを抱いている女性は少なくないようです。
二次元が好きすぎて、三次元の男性に興味が全く湧かない。
結婚をしたらオタクを卒業しなくてはいけないと考えている。
趣味の時間を奪われたくない。
だけど、本当は現実での恋愛もしてみたい。
そんなオタク女子が、三次元で恋愛や結婚をするためにはどうしたら良いのでしょうか。
オタクかつ既婚者である私が、オタク女子が恋に落ちにくい理由と、具体的な解決方法をお伝えしていきます。
Contents
オタク女子が恋に落ちにくい理由
オタク女子=ダサい、モテない女性が多いというのは一昔前の偏見。
現代では、趣味だけでなく外見磨きにも余念がないオシャレかつモテるオタク女子がたくさんいます。
今も昔も変わらないことがあるとすれば、それはオタク女子の興味が現実の男性に向きにくいということ。
早速、オタク女子が三次元の男性を好きになれない理由をチェックしてみましょう。
彼氏との時間<趣味の時間
アニメのイベント参加、コスプレ衣装の準備、声優のコンサート…などなど、オタク女子にはたくさんのタスクがあります。
自分の好きな作品の世界にどっぷり浸かる時間は、まさに至福。
とはいえ、社会人として働いている以上、趣味にかけられる時間はかなり限られています。
帰宅後と休日に全精力を注いでも、時間は足りないくらいですよね。
そんな過密なオタク女子のスケジュールに、彼氏との時間が入り込む余裕はありません。
彼氏も欲しいけど、今は趣味に没頭したい!という気持ちから、恋愛を後回しにしているオタク女子は多いようです。
恋愛自体が面倒くさい
萌えもときめきも二次元で補給できるオタク女子は、三次元の異性との付き合いを面倒くさがる傾向にあります。
家から出ることなく、すっぴんでも、スウェット姿でも、適当なひっつめ髪でも会える二次元のキャラクター。
かたや、とりあえず家からは出る必要があり、メイクをし、オシャレをし、ヘアスタイルを整えないと会えない三次元の男性。
恋がしたくないわけではないけれど、とにかく腰が重い…というオタク女子、少なくないのではないでしょうか。
二次元以上に好きになれる人がいない
二次元のキャラが好きすぎて、三次元の男性が好きになれないというパターンも。
いつも完璧で、かっこよくて、絶対に自分を裏切らない二次元のキャラクター。彼らは、オタク女子にとって「架空の存在」ではなくれっきとした「現実の一部」です。
今あなたが一番好きな二次元のキャラを思い浮かべてみてください。
その推しキャラに対抗できるような三次元の男性は、なかなか見つかりませんよね。
しかし、二次元の強大な推しと三次元の男性を比べるのは危険です。別枠で捉えない限り、三次元の男性を好きになることは難しいでしょう。
二次元に慣れてしまい、三次元の生感が怖い
三次元の男性は生きています。
汗をかくし、ヒゲも伸びるし、お風呂に入らなければ臭う。
ごく当たり前のことですが、このリアル感が二次元に慣れたオタク女子たちを苦しめます。
付き合う前までは順調だったのに、いざ男性との距離が縮まるといきなり拒否感を覚えたり、幻滅してしまうという女性もいるようです。
二次元のキャラに触れられないということは、必ずしもデメリットではありません。
画面一枚を隔てた距離感を守ることで、私たちは彼らの「カッコイイところ」だけを見ていられるのです。
オタク女子が婚活をする時に気をつけたいこと
オタク女子が婚活を始めるにあたり、気をつけてほしいことが4つあります。
やる気や根性だけでは、オタク女子の婚活はうまくいきません。
ポイントをしっかりおさえて、趣味と恋愛を両立できるような男性を見つけましょう。
オタク趣味を弱点だと思わない
オタク女子が恋愛に興味が向きにくい体質であることは、先にお伝えしたとおりです。
しかし、「オタクだから恋ができない」「オタクだから結婚ができない」というのは間違いです。
もし恋愛や結婚ができないのだとすれば、それはオタク趣味そのものが悪いのではなく、自分自身の考え方が原因なのかもしれません。
オタク女子の中には、自分の趣味を異質なものとして懸命に隠したり、必要以上に自虐をしたりする人もいます。
自分が好きなものを弱点として認識してしまっていると、自信が持つことができず、結果として恋愛にも臆病になってしまいます。
わざわざ大声で「私はオタクです!」とアピールする必要はありませんが、「どうせオタクだから」と自分を卑下するのはやめましょう。
忙しい男性や多趣味な男性を選ぶ
「オタク女子には、同じ趣味のオタク男子がぴったり!」これ、個人的には全く納得できません。
オタクと一口に言っても、ジャンルや方向性は異なっているはず。
「好きな人と趣味を共有したい」という強い思いがあれば別ですが、何もオタク男子に限定する必要はないと思います。
そこでおすすめなのが、「趣味に干渉せず、否定もしない男性」です。
仕事で忙しい男性や自分の大事な趣味がある男性は、彼女の趣味に対してさほど干渉しません。というよりも、おそらく興味を抱いている暇がありません。
こういった男性が彼氏なら、付き合い始めても自由に使える時間があるはず。恋愛と趣味を両立するために、相手選びは重要ですよ!
趣味の話をする時はサラッと簡潔に
好きなアニメや漫画の話題になると、とりとめもなく話してしまいがちなオタク女子。話し終えて我にかえったとき、目の前の男性がドン引きしていた…なんて経験はないでしょうか。
問題なのは、話し方や話している内容ではありません。相手を引かせているのは、「興味のない相手に対して一方的に話し続ける」という行動です。
あなたにとって微塵も興味のない話題を、ひたすら喋り続ける男性のことを想像してみてください。例えば車の話。音楽の話。舞台の話。時計の話。釣りの話。仕事の話。海外の話…。
話している本人が楽しそうでも、相槌を打つ暇すら与えないマシンガントークだと「ちょっと空気が読めないな」と感じてしまいませんか?
「オタクトークをしたら引かれた!やっぱりオタクだからモテないんだ」というのは勘違いで、それは単にコミュニケーションのとり方がマズかっただけだと思います。
趣味についての話をするときは、相手が興味を持っていないことを前提にサラっと簡潔に話すよう心がけましょう。
共通点を見出す
とにかく三次元の男性に興味が持てないという女性には、奥の手があります。
それは、推しとの共通点がある男性に注目するということ。
顔が良い。性格が明るい。お金を持っている。ファッションが似ている。目の色が同じ。髪型が似ている。
こじつけでもなんでも構いません。重要なのは、生身の男性に興味を持つきっかけを作るということです。
ただ注意したいのは、当然ながら「推しを具現化したような男性」は滅多にいないということ。
二次元は二次元の楽しみ方が、三次元には三次元の楽しみ方がありますので、混同してますますこじらせてしまわないようにだけ気をつけてくださいね。
みんな何かしらのオタク。カミングアウトも自由
「好きな人・恋人ができたら、オタクであることをカミングアウトする必要はあるのか?」という問題。
これに関しては、本人がしたければすればいいし、隠したいなら隠しておいて問題ないのではと思います。
そもそもオタクというのは、カミングアウトというほどの重い話題ではありません。
世の中には、たくさんのオタクがいます。美容オタク、料理オタク、健康オタク、筋トレオタク、車オタク、時計オタク、物件オタク…など、そのジャンルは様々です。
アニメや漫画が好きというのも何も特別なことではなく、数ある趣味のうちの一つにすぎません。
オタクというだけで偏見の目で見られるような時代はとっくに終わり、アニメや漫画は今や日本を代表するカルチャーのひとつになっています。
「趣味ごと愛してくれる人」を探すのは難しいかもしれませんが、「あなたを愛してくれる人」ならきっといます。
恋愛ゲームと一緒で、何かアクションを起こさない限り相手との関係は深まりません。
「オタクだから」と自分自身にブレーキをかけてしまわないで、少しでも興味がわく男性が現れたらぜひ自分から行動してみてくださいね。