結婚式を控えた花嫁さんにとって、とても重要な衣装選び。
迷いに迷いながらウェディングドレスや色打掛を決めた後で、「本当にこれで良かったのかな…。」「他のを選んだ方が良かったかも…。」と後悔してしまう女性は少なくありません。
一生に一度の結婚式ですから、不安を残したまま当日を迎えるのは避けたいですよね。
今回は、ウェディングドレスや色打掛を決めた後で不安になる理由と、衣装選びで後悔している時の対処法についてお伝えしたいと思います。
Contents
なぜ衣装を決めた後に悩んでしまうのか
しっかり試着をした上で「これにしよう!」と決めたウェディングドレスや色打掛。
それなのに、後になって「他にももっと良い衣装があるのでは?」「本当にこれで良いのかな?」と悩んでしまうのはなぜなのでしょうか。
まずはじめに、ウェディングドレス・色打掛決定後に迷いを感じる理由をチェックしておきましょう。
「運命の1着」を探している
結婚式の衣装…ウェディングドレスや色打掛には、「運命の1着」があると言われています。
この運命の1着を探し求めて何十着と試着を繰り返す女性もいるようですね。
しかし、この世にある全ての衣装を試せるわけではない以上、必ずしも運命の1着に出会えるとは限りません。
「そこまでしっくりくるわけではないけれど、今まで試着した中ではこれが一番かな」というテンションで決めた衣装は、のちのち不安になってしまう確率が高いようです。
第一候補の衣装が予約できなかった
結婚式の衣装選びにはタイミングが合うか否かが大きく関わってきます。
レンタルの場合、人気のドレスは他の人の予約がひっきりなしに入るため、店頭に並ばないことも多々あります。
また仮に試着できたとしても、当日はすでに予約が入っていたり、衣装のクリーニング期間だったりして、自身の結婚式に間に合わないということもあるでしょう。
こうして第一候補のウェディングドレスや色打掛が予約できず、代案として他の衣装を選んぶというのも、衣装決定後に不安を感じる原因になります。
「気になっているウェディングドレス・色打掛が着られない」と感じると、ますますその衣装に対する執着が増してしまうもの。
自分で決めた衣装も十分に素敵なはずなのに、当日は着られない衣装のことしか考えられないなんて、さぞかしつらいことでしょう。
一生に一度というプレッシャーから
結婚式は大半の人にとって一生に一度しかない大イベントです。
この特別感が、ドレス選びに対し尋常でないほどのプレッシャーをかけているとも考えられます。
長い人生の中のたった一日。もとい、ほんの数時間の出来事が一生の思い出になると考えると、慎重になってしまう気持ちはよくわかります。
特に女性の場合は、結婚式に対し並々ならぬ情熱やこだわりを持っている人も多いことでしょう。
純白のドレスやきらびやかな色打掛を着る機会は、人生の中でそう頻繁にはありません。そう考えると、女性が衣装選びで悩んでしまうのは仕方のないことなのかもしれませんね。
結婚式の情報を仕入れすぎている
ネットやSNSが普及した現代において、結婚式の情報を集めるのはたやすいことです。
しかし、情報を仕入れすぎることで、自身の結婚式に対しての不安が大きくなるおそれもあります。
特にSNS…インスタグラムのようなツールは、他人と自分を比べるひとつの指標になりがちです。
この人はこんなドレスを着ている。この人の打掛の色は豪華に見える。私もこのタイプの衣装を試せば良かった。他の衣装にした方が良かったかもしれない…。
こうして「誰かの結婚式の衣装」を目にすることで、自分の決定に不安を感じてしまう女性もいます。
結婚式を挙げる際に誰かの意見を参考にすることは悪いことではありませんが、その意見に引きずられてしまわないよう、注意が必要です。
選んだウェディングドレス・色打掛に不安を感じた時の対処法
自分が選んだ衣装に迷いを感じ始めると、他の結婚式準備が手につかなくなってしまいますよね。
レンタルをするにしても購入するにしても安いお値段ではないので、しっかり自分が納得するような衣装を着て欲しいと思います。
選んだウェディングドレス・色打掛に不安を感じた時の対処法をまとめてみました。
衣装担当者に相談をしてみる
悩んでばかりいても仕方がありません。
「あの衣装に決めてしまって良かったのだろうか」と感じたら、衣装担当者に相談をしてみましょう。
レンタルショップにもよりますが、同店舗内でドレスに空きがあれば変更可能だったり、キャンセル料がかからない場合もあります。
購入の場合も、まだ生地の発注に取り掛かっていない場合はキャンセル料が安く済む場合もあるかもしれません。
衣装担当者は、今までにたくさんの花嫁さんを見てきている衣装選びのプロです。
正直に「このドレスが自分に似合うのか不安になってきた」と伝えれば、的確な意見をくれるはずですよ。
キャンセル料を払って変更する
大抵のレンタルドレスショップには、契約後のキャンセル料が発生します。
レンタルというのは当日だけでなく、それぞれの花嫁さんに合わせたドレスの調整にかかる日数、結婚式後の衣装クリーニングの日数も含まれています。
つまり、ウェディングドレスの契約をした時点で、あなたの結婚式前後の何日間かに結婚式を挙げる他の花嫁さんはそのドレスが選べないということです。
どうしても衣装を変更したいという場合は、思い切ってキャンセル料を支払いましょう。意に沿わない衣装を着て後悔するくらいなら、お金をかけてでも他のものを選ぶべきです。
ただひとつ注意して欲しいのが、キャンセルしたからといって気に入る衣装が見つかるとは限らないということ。
結局は最初に選んだウェディングドレスや色打掛が一番という可能性もありますので、特に結婚式までの残り日数が少ない場合は、慎重に検討することをおすすめします。
信頼できる人から意見をもらう
選んだ衣装が自分に本当に似合っているか、信頼できる人から意見をもらうというのも一つの手です。
友人でも家族でも新郎でも構いません。ポイントは、お世辞やお愛想があまり上手でない人を選ぶことです。
自分が似合うと思っているテイストと、他人から見て似合うと感じるテイストが共通しているとは限りません。
忖度なく似合う似合わないを判断してくれる人に意見をもらって、本当に今決めている衣装で良いのか冷静に検討してみましょう。
自分が決めたドレス・色打掛を信じる
そのウェディングドレスや色打掛を選んだのには、何かしらの理由があったはずです。
着てみてしっくりきたとか、パッと見で色やデザインが好みだったとか、鏡に映った自分が綺麗に見えただとか…。
その時自分が感じた直感を大事にするというのもおすすめです。
ちなみに、試着の時点ではあまりイメージがわかないかもしれませんが、当日はプロによってドレス向きのメイク&ヘアメイクが施されるので安心してください。
衣装との出会いは、まさに一期一会。あなたが試着に行ったタイミングで、運良くそのドレスや色打掛と出会えたというのは、何かの縁なのではないでしょうか。
何百着ものドレスや色打掛を試着することは難しい上に、着れば着るほどわけがわからなくなってくるのが衣装選びの常です。
自分が感じた直感を信じて、衣装選び以外の結婚式準備にとりかかるのが得策ですよ。
【体験談】最初にピンと来た衣装が一番良い説
もともとナシ婚派だった私は、自分に限ってそれほど衣装選びで迷うことはないと思っていました。
ウェディングドレスは6着ほど、色打掛は3着ほど試着してさくっと契約。
しかし、とにかく自分にとって最良の選択を求めがちな私がこの決定に満足することはなく…。
案の定、ウェディングドレスと色打掛を選んだあとで「本当にこれで良かったのかな」「もっと試着をするべきだったのでは」と悩み出しました。
そこで、まずは私の性格を誰よりも理解している夫に相談。
意外としっかり答えてもらったところで、次に衣装担当さんに相談。
再度試着に行った私は、ウェディングドレスを追加で3着、色打掛を3着ほどフィッティング。
吟味を重ねて最終的に選んだのは、結局最初に契約したウェディングドレスと色打掛でした。
衣装担当さんも言っていましたが、衣装決定後に不安になってしまう女性は多いけれど、最後に選ぶのは最初にピンときた衣装であることが多いのだとか。
ちょっと遠回りしてしまいましたが、こうして他の衣装を試してみることで「やっぱり自分にはこの衣装が一番なんだ」という確信を得ることができました。
結婚式当日を安心して迎えるためにも、衣装選びで迷いを感じたらなるべく早く行動にうつしてみることをおすすめします。
選んだ衣装は今のあなたにとってのベスト
ウェディングドレスにしても、色打掛にしても、自分に似合うものを突き詰めればキリがありません。
そればかりか、試着すればするほどに自分に似合うものがわからなくなるというおそれもあります。
大事なのは、「自分が試着した衣装の中から最良のものを選ぶ」ということです。
運命の1着と呼べる衣装は、ビビッとくるかどうかだけではなく、その衣装に出会えるか・予算内で収まるか・当日に予約できるかという運も含まれています。
あなたが選んだ衣装に自信を持って、堂々と結婚式当日を迎えましょう。