結婚式の定番の演出である新郎新婦のプロフィールムービー上映。
お色直しで中座している間、映像を流そうと考えているカップルも多いのではないでしょうか。
しかし、プロフィールムービー作成の準備を始めたところで重大な事実に気づきます。
「ムービーに使えそうな写真が意外と少ない」ということに…。
今回は、結婚式のプロフィールムービーに使う写真が少ない、または過去の自分の写真を見せたくないときに使える具体的なアイデアをご紹介したいと思います。
Contents
「使える写真がない」3通りの理由
プロフィールムービーの写真選びで行き詰まってしまうのには、3通りの理由があります。
自分がどのタイプなのかによって対処法が変わってくるので、しっかりチェックしておきましょう。
単純に写真自体が少ない
まずシンプルに写真そのものが少ないというパターンです。
頻繁に写真を撮る家庭でなかったり、写真を紛失してしまったり、どこにしまってあるかわからなかったり…と、事情は様々でしょう。
また、幼少期の写真はあるけれど、それ以降の写真が少ないというように、時期によって写真の数が違う場合もあります。
ちなみに、中学校や高校時代の写真が極端に少ないという人は結構多いようです。
写真が少ないことに悩んでいるのはあなただけではないので、落ち込まないでくださいね!
結婚式に向かない写真が多い
プロフィールムービーに使う写真は、結婚式の雰囲気を損なわないものを選ばなくてはなりません。
NG例としては、以下の通り。
・冗談、ウケ狙いでは済まされないような下品な写真
・異性との距離が近く、親しげにしている写真
・ゲストが引くレベルのチャラい、ケバい写真
・加工アプリで撮った原型のわからない写真
若かりしころやんちゃをしていたという人は、写真はたくさんあるけど使える写真がないという事態に陥りがちです。
もちろんどの写真も大切な思い出だとは思いますが、冷静に考えて結婚式向きでない写真はオフレコにしておきましょう。
昔と今の容姿の変化が大きい
昔と今のギャップが大きすぎて写真を見せたくないという女性、結構多いのではないでしょうか。
昔は太っていたから、肌荒れがひどかったから、服装がダサかったから、大人になってから整形をしたから…などなど、理由は人それぞれだと思います。
「実は昔はこうだったんです」とギャップ狙いで写真を使う女性もいるかもしれませんが、一方で「絶対に過去の自分を見て欲しくない!」と感じている女性もいるでしょう。
一世一代の晴れ舞台で、自分が嫌な気持ちになるような写真を無理に使う必要はありません。
これからご紹介していく「写真が足りない時の対処法」を参考に、最も良い代案を考えていきましょう。
プロフィールムービー用の写真が少ない時の対処法6つ
プロフィールムービーに使える写真が少ないとき、いったいどうするのが正解なのでしょうか。
そんな私がムービーを作るにあたり気をつけたポイントを6つご紹介したいと思います。
新郎新婦の写真を交互に流す構成は避ける
新郎と新婦の写真の枚数に偏りがある場合は、構成に工夫が必要です。
生まれた年から順番に新郎◯歳、新婦◯歳、新郎◯歳…と交互に写真を流す構成はおすすめできません。
この構成だと、どちらかの写真が少ない年代に差し掛かったとき、ゲストが違和感を感じてしまうおそれがあります。
どちらかの写真がたりない場合は、先に新郎の写真を全て流し、その後新婦の写真を流す…というスタンダードな構成がおすすめです。
それぞれの写真をまとめて流すことで、新郎新婦の写真数の比較を防ぐことができるでしょう。
写真が足りない年代はさらっと流す
中学時代や高校時代など、特定の年代の写真だけが極端に少ないという場合もあります。
この場合は、写真の足りない年代はテンポよく流し、次の時代に進みましょう。
音楽のリズムに合わせて写真をささっと切り替えれば、見ている方も「そういう演出なんだな」と感じてくれるはず。
また、その時代を象徴する写真を使うのもおすすめです。
例えば学校の校舎の写真や、当時可愛がっていたペットの写真、部活動のユニフォームの写真など。
ムービーの作りを工夫してオシャレテイストにすれば、ただ顔写真を流すだけのムービーよりもかえって楽しんで見てもらえるかもしれませんよ。
友人に頼る&昔のケータイを確認する
自分の写っている写真が友人の手元にないか確認してみるというのも一つの手です。
友人がメインの写真に一緒に写り込んでいたり、友人のカメラで撮った写真が残っていたりする場合もあるので、協力を仰いでみましょう。
また、学生時代に使っていたケータイを見返してみるのもおすすめです。
「こんな写真撮ってたっけ!?」と驚いてしまうような、記憶にない掘り出し物の写真が見つかったりする可能性も…?
卒業アルバムから写真を拾う
卒業アルバムをチェックし、使えそうな写真を拾うというのもおすすめです。
クラスや部活動の集合写真、委員会の写真、修学旅行の写真…などなど、意外と使える写真が載っているかもしれません。
もし嫌でなければ、個人写真をつかうというのも面白いかも。
その場にいる家族や同級生たちは、当時のあなたを思い出して懐かしい気分になることでしょう。
生い立ちではなく馴れ初めムービーにする
写真が少なく時系列に沿った生い立ちムービーにならなさそうな場合や、過去の写真を見せたくないという場合は、思い切って馴れ初めムービーに変えてみてはいかがでしょうか。
結婚式に来ているゲストたちは、新郎新婦の今までよりも現在のことが気になっています。
仕事や日々の生活、二人が結婚するに至った経緯など、今にフォーカスを当てたムービーはゲストの興味をそそるでしょう。
付き合い始めてからの写真が多いカップルは、無理に昔の写真を使おうとせず、今の二人が写っている写真をふんだんに使いましょう。
同じようなアングルのツーショットだけでは飽きてしまうので、お気に入りの場所や撮り下ろし動画など、メリハリのついたムービーにしたいですね。
ムービー演出自体をやめる
そもそも、プロフィールムービーの演出は必須ではありません。
写真が足りない場合は、思い切ってムービーの演出自体をやめてしまうというのも一つの手です。
ムービー演出がない=寂しいという印象にはなることはありませんので、安心してください。
実際に私はムービー演出のない結婚式に参加したことがありますが、大人っぽくて落ち着いた素敵な結婚式だと感じました。
中座中に食事を進めたり、テーブル内で会話を楽しんだり、お手洗いに行ったりするので、暇を持て余すという感覚もありません。
洗練された大人婚を目指している方は、ムービー演出ナシの方がテイストに合うかもしれませんよ。
【体験談】中高の写真が少ない私のムービー作成
先に少しお話ししましたが、私もプロフィールムービー用の写真が足りず大いに困った経験があります。
写真が足りなかったのは、中学〜高校時代。
家庭の事情もありましたが、何より私自身が写真嫌いだったというのが災いして、使えそうな写真はほんの数枚ほど…。
当時、一段とアトピーがひどかったのも写真が少ない原因だと思います。
結局、私パートの中高時代は2〜3枚ほどの写真をテンポよくさらっと載せ、大学時代の尺を長めにするという作戦をとりました。
夫の方はどの年代もまんべんなく写真がありましたが、出来上がったムービーは特に違和感もなく。ゲストも楽しんで見てくれたようでした。
いざムービー作りに取り掛かると「ゲストからどう見られるか」が気になってしまうものですが、ゲストはムービーの細部まで見ていません。
つまり、ムービーの内容や写真の少なさを気にしているのは当事者のあなただけということです。
どんなに時間をかけてムービーを作っても、当日その映像がゲストの目に入るのはほんの5〜7分ほどの短い時間だけ。
写真が少ないからといって思いつめすぎず、とりあえず形になればOKくらいのラフな気持ちでムービー作成に取り掛かることをおすすめします。
結婚式の主役はあなた。使いたい写真だけでOK
結婚式準備は忙しいだけでなく、常に「ゲストに楽しんでもらえるだろうか?」という不安がつきまとうもの。
ムービー作成に関しても、ムービー=ゲストに自分たちのことを知ってもらうためのものだと考えると、包み隠さず色々な写真を使った方が良いのではと思うこともあるでしょう。
しかし、結婚式で使うムービーに「あなたが使いたくない写真」を用いる必要は全くありません。
一生に一度の大事な思い出になるであろう結婚式に、わざわざ自分を苦しめるような要素を持ち込むことはないのです。
ゲストたちは結婚式の主役である二人の過去ではなく、新郎新婦の幸せそうな笑顔を見に来ています。
「プロフィールムービーの演出はこうあるべき」という思い込みを捨て、自分たちが後から見返しても楽しめるような内容にするのが、ムービー作成で失敗しないコツですよ!